半幅帯やへこ帯、なごや帯や袋帯などいろいろ種類のある着物の帯。
「振袖」に合わせるのはどの帯かご存知でしょうか？
豪華なものの気はするけど具体的に種類を聞かれると分からない……
という方も多いかと思います。
それぞれ格があり、シーンや着物によって合わせる帯を変える必要があります。
成人式やお呼ばれの結婚式で着る振袖には、
豪華で格の高い「袋帯」を合わせるのが正解です！
今回はその袋帯について深く掘り下げていきます。
振袖選びはもちろん、帯選びも重要ですのでぜひ一度チェックしてみてくださいね。
振袖にはなぜ「袋帯」を合わせるの？
帯の中でも、格式が高い帯として位置づけられているのが袋帯。
「袋帯」という名前は、表地と裏地に異なる二枚の生地を使用し、
袋状になるように縫い合わせて仕立てられていることに由来します。
格式の高い袋帯は、一般的に格式ある式典や祝福の席で合わせることの多い帯で、
成人式のような晴れやかな場にピッタリなのです！
他にも結婚式やパーティーにも合う帯ですね。
なぜ、おめでたい席で「袋帯」が用いられるかというと
二重太鼓に結ぶことで「幸せや喜びが何度でも重なるように」
という祝福の気持ちが込められることが理由といわれています。
二重太鼓とは帯結びの名称で、
背中側につくられるお太鼓といわれる部分が下の写真のように二重になっています。
ただ、振袖に袋帯を結ぶ場合は二重太鼓だとシンプルなので、
飾り結びなどアレンジをして華やかに仕上げるのが一般的です。
振袖の袋帯と名古屋帯の違いは？
長さ
まず分かりやすい違いは、帯の長さです！
袋帯は、全長が約4メートルから4.5メートル、
名古屋帯は3.3メートルから3.5メートルほど。
名古屋帯に比べて袋帯のほうが長いですね。
形状
また帯の形にも違いがあります。
基本的に袋帯は広げた形が長方形、
名古屋帯はどちらかの端が半分に折り畳まれて縫われていると覚えていただけたら大丈夫です！
（名古屋帯でも折り畳まれずに仕立てられているものもありますが、端が半分に縫われているものがポピュラーです）
(↑)一般的な袋帯。
(↑)帯の端が半分に折られた名古屋帯。
半幅帯とは
ほかにも、浴衣などでおなじみの半幅帯がありますね。
こちらは簡単に見分けられると思います！
半幅帯は袋帯に比べると帯の幅がおよそ半分の約15センチしかありません。
半幅＝半分の幅ですので、すぐに覚えられますね。
ここまで３種類の帯を紹介しましたが、
着物と同じくシーンによって使い分けるのが大切です。
正装時に用いられる一番格式の高い帯が袋帯、お茶会などのカジュアルシーンには名古屋帯、浴衣や普段着には半幅帯とTPOによって使える帯が変わりますので、着る前にしっかりと確認をしておきましょう。
着物と帯の合わせ方について、
ご不安な方はなかの座でもご相談を受け付けておりますので、
ぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。
他にも着物に関することならなんでもご相談ください。
留袖・訪問着などのレンタルや販売も行っております。
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金・銀だけじゃない！ 袋帯のカラーバリエーションをご紹介
成人式の素敵な装いは振袖と帯のコーディネートからはじまります！
定番の金色・銀色から他の色の帯までいくつかご紹介しますので、お好きな色を探してみてくださいね。
金色・銀色の袋帯
金色や銀色は一目見ただけで豪華な印象を持つカラー。
振袖のデザインが落ち着いた印象のものでも一気に豪華な印象をプラスすることができます。
成人式はもちろん、冠婚葬祭などの場面でも重宝する色味です。
白・黒の袋帯
白や黒のモノトーンカラーは、振袖全体の雰囲気を引き締まった印象にしてくれます。
暗めの色の柄が多い場合には白の帯を合わせるとパッと明るい印象になり、
明るめの色の柄が多い場合には黒の帯を合わせることで引き締まったメリハリのある印象になります。
濃い紫や青の袋帯
濃い色味の帯は、振袖全体を上下に分断するような印象を与えます。
濃い紫や青などの色味はスタイリッシュで締まった雰囲気になるため、特にクールな振袖を選ばれた方、身長の高いお嬢様にオススメです。
クリーム色系の袋帯
振袖や留袖などの礼装にも合わせやすいこちらの帯。
礼装に必須な金色・銀色を用いつつ、地色がクリーム色なので品がある優しい雰囲気を醸しています。
柄が多い振袖の場合でも、クリーム色の帯を合わせることでスッと馴染んで落ち着いた印象に仕上げてくれます。
なかの座咲くらKANの振袖コレクションからオススメの帯をピックアップ！
優しいトーンの帯をお探しの方にぴったり！
クリーム色ベースのシンプルな帯です。大柄の花が大胆にあしらわれた振袖の花の色にも馴染んでくれて柄を素敵に引き立ててくれています。
豪華な帯をお探しの方におすすめ！
古典的な花柄デザインが目を引く帯です。古典デザインの振袖の花柄との柄合わせの相性も良くとても華やかな印象になります。
シンプルな帯をお探しの方にはこちら！
黒が引き立つモノトーンな帯です。黒絞り総柄の振袖に合わせることでキリリと引き締まった印象になりシックな装いになります。
振袖選びと一緒に帯選びも進めましょう！
いかがでしたでしょうか？
振袖と帯の大切な関係をまとめました。
帯にもたくさんの種類がありますのでぜひ選ぶ際の参考にしてみてくださいね。
振袖と帯のコーディネートでお困りのことがあれば何なりとお申し付けくださいませ。
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なかの座咲くらKANは、大分県で72年の歴史を誇る大型振袖専門店です。
振袖の品揃えは県内トップクラス。
お客様の大切な晴れの日に向けて最高の日をお迎えできるようスタッフ一同最善を尽くして参ります。
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