成人式に振袖を着る意味

皆さんこんにちは!!
大分の振袖専門店、なかの座咲くらKANです!
9月に入りましたが、まだまだ暑い日々が続きますね(´・・`)
皆様いかがお過ごしでしょうか?
季節の変わり目は体調を崩しやすい時期なので、お身体には十分お気をつけください!
さて、成人式と言えば、「女性は華やかな振袖を着る」というイメージが定着していますが、そもそも成人式に振袖を着るのはなぜか、その起源や理由を知っている方は少ないのではないでしょうか?
そこで今回は、成人式に振袖を着る理由とともに、振袖の歴史や、成人式の歴史もあわせてご紹介します!



〇成人式に振袖を着る理由〇


成人式に振袖を着る理由は、明治時代以降、振袖が「未婚女性の第一礼装」として定着しているからです。
日本には、古くから成人を祝う通過儀礼が存在していました。男子なら「元服」や「褌祝(ふんどしいわい)」、女子なら「裳着」や「結髪」がそれに当たり、それぞれ髪型や装いを変えて目に見える形で成長を祝い、大人になることへの自覚を芽生えさせる意味があったのです。
現在の成人式で振袖を着るのも、古くから存在する通過儀礼と同じく、装いを大きく変えて成人式を行うことで、成人を祝い、成人したことへの自覚を持たせるという意味があります。また、美しく華やかな晴れ着である振袖を着ることで、親や周囲の人へ成長した姿を見せ、感謝を伝えるという意味合いもあります。 普段なかなか感謝を伝えることがないと思います。一生に一度しかないこの機会に振袖を着てぜひ感謝の気持ちを伝えてみてもいいかもしれませんね。







〇振袖の歴史〇

振袖の歴史は江戸時代まで遡ります。
元は子どもの小袖だった振袖。江戸時代になると振袖は、未婚の女性が着る正装になりました。振袖は江戸時代初期から中期にかけて、袖丈がどんどん長くなります。
袖が長くなったのにはいくつかの理由がありました。
まず1つ目の理由として、袖を「振る」という仕草には、古くから厄払いやお清めの意味が込められていて、よりご利益を得たいという考えからも、着物の袖が長くなっていったといわれています。
そして振袖の袖が長いもう1つの理由としては、女性らしい身振りを美しくするためや、お洒落を競っているうちに長くなっていったというものがあります。いつの時代の女性もお洒落に気を配っていたんですね。






〇成人式の起源〇

成人式の起源として、当時の埼玉県蕨町の青年団長が企画した「青年祭」というお祭りがルーツになったと言われています。
そのお祭りは戦争に負けて心に傷を負った若者たちに希望を持ってもらうためのお祭りだったそうです。
のちにそのお祭りが全国に広まって「青年を祝い励ます」という趣旨で、日本政府が制定した祝日が『成人の日』に決まったそうです。
そしてこの日に行われるようになったのが現在の「成人式」なんです!

※その後の1998年の祝日法改正にともない、2000年より成人の日は現在のとおり1月の第2月曜日へと移動


〇最後に〇

振袖の意味や歴史を少しでも知ることで、成人式がさらに大切な行事に思えてきませんか?そんな人生の節目である大切な成人の日に着る振袖は、妥協せず本当に好きな物を選んでください。納得できる最高の一着に袖を通して、成人式に臨みましょう!


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