振袖の柄の意味【亀甲・鶴・蝶・鳳凰】思いを込めた振袖選びの体験談

皆さんこんにちは!

大分市の大型振袖専門店 なかの座咲くらKANです!

 

 

2022年の成人式も終わり、

来年2023年・再来年2024年に成人式を迎えられるお嬢様の振袖選びが始まってきています。

 

振袖を探しているなかで、ネットやカタログで色々見たけど、

たくさんありすぎて選ぶ時に迷ってしまう……ということはありませんか?

 

そんな時に注目していただきたいのが振袖の柄です。

振袖の柄にはさまざまな種類があり、どれも素敵で見応えがあります。
今回は、その中からお気に入りの一着を選ぶために注目したいポイントをご紹介します。

 

 

 

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振袖の柄には意味があるって知っていますか?

振袖の柄には、それぞれ意味が込められているということをご存じですか?

 

柄の意味を知っておくと振袖を選ぶ時にも役立ちますし、
きっと更に振袖選びを楽しむことができるはずです。

また、ご両親や祖父母様から大切なお子様やお孫様に振袖を贈られる際にも
柄の意味合いまで考えてあげるととても素敵です♪

 

着物雑誌で読んだ振袖選びのエピソード

実は私も、娘の振袖選びではかなり柄にこだわりました。

こだわったきっかけは以前読んだ着物雑誌。

「娘の大好きな水色に鶴が描かれた振袖を探してあげたい」というご家族のお話でした。

 

元々はママ振袖を着る予定でしたが、

娘さんと色の好みが違ったのと、体型も異なったので新たに探すことにされたそうです。

 

娘の大好きな色だけではなく、

「なぜ鶴にこだわるんだろう?」と読み進めていると、

孫の振袖姿を楽しみにしていたお祖母ちゃんが成人式を待たずに亡くなられてしまったとことが関係していました。

 

お祖母ちゃんの娘、つまりお母さんの振袖を孫に着て欲しいと

亡くなるまで大切に保管していたのだそうです。

 

ただ、体型の違いもあり着ることができなかったので、

「せめて柄だけは同じものを入れて、お祖母ちゃんの思いを引き継ごう」

という気持ちを込めて鶴の描かれた水色の振袖を探されていました。

 

 

その当時はまだ赤系の振袖が定番で、
お嬢様が探されているような振袖は既存のものでは見つからず、

イチから誂えて振袖を作られていました。

 

当初、娘さんは「鶴」の柄の意味が分かっていないようでしたが、

図案を見たり、試着していく中で「『お祖母ちゃんは私に幸せに長生きしてほしい』という願いを込めてお母さんの振袖を綺麗に保管していてくれたのかな?」と、込められた思いを感じ取っているようでした。

 

「生きているうちに見せてあげることはできなかったけど、

お祖母ちゃんの思いも乗せて成人式に行ってくるね」

とお墓参りで振袖をお披露目しているその姿に感動をしたのを今でも覚えています。

 

私の娘の振袖選び

そんな素敵なお話を読んだこともあり、

娘の振袖選びでは「この振袖の柄にはこういう意味が込められているんだよ」などと、

柄の意味を大切にして振袖を選びました。

 

結局うちは照れもあり「ふ〜ん。そういう意味もあるんだね」という感じでしたが(笑)、

きっと心の中ではしっかり理解してくれていると思っています。

また、今はあまり理解していなくとも、
もっと大きくなったときに親の込めた願いに気づいてくれたらそれだけで満足です。

 

 

さて、ながながと語ってしまいましたが、

やはり振袖選びには柄にもこだわって選びたいもの。

振袖は成人するお嬢様に渡す最初のプレゼントです。

ぜひ、親御さんの思いを込めた振袖を選んであげてくださいね。

 

今回は、先ほどの話にも出てきた、

鶴や蝶など「生き物系」の柄に注目してご紹介してまいります。

 

 

振袖の生き物系の柄に込められた意味とは?

振袖には、鶴や蝶などの柄や草花柄など数多くの柄があります。

振袖に使われている柄は基本的に全て縁起の良い柄ですが、

今回は「生き物柄」に注目してご紹介していきます。

 

亀甲(きっこう)

亀の甲羅に似ているので亀甲と名づけられました。

正六角形を繋いでできた幾何学模様を意味します。

亀は、昔から縁起の良い柄として着物に良く使われています。
長寿の象徴としても有名ですね。

 

 

 

鶴は亀と同じく長寿の象徴として縁起の良い鳥です。

鶴の佇まいはスマートで気品高く大人の女性にとてもよく似合います。

結婚式などの祝いの席で着る着物の模様としても昔から選ばれている柄です。

鶴には、一度夫婦になると一生を添い遂げると言われていますから、

夫婦円満といった意味も込められています。

 

 

 

華やかな羽で舞う姿が可憐で、女性らしさを演出してくれます。

古典柄にもモダン柄にも使われるとても人気な柄です。
昔から女性を蝶に例えることがあり、女性の美しさや吉兆の象徴とされています。

さなぎから美しく成長し羽ばたく蝶の柄は、

成人式を迎える女性にうってつけの柄ともいえるでしょう。

「ちょう」という読み方から長寿を連想することができ、

いつまでも健康で長生きできますようにという意味も込められています。

 

 

 

鳳凰(ほうおう)

古来より中国で神鳥とされてきた伝説上の鳥が「鳳凰」です。

鳳凰にはいろいろな意味があり、

高貴・聖なるもの・不老不死・夫婦円満・邪気払いなど多様な意味を持ちます。

色鮮やかに描かれることも多いので、

成人を迎える晴れ舞台にふさわしい柄といえるでしょう。

インパクトがある柄で、とても目立ちますよ。

 

 

ここまで4種紹介してまいりました。

振袖には一つの柄だけ使われているということは少なく、

いくつかの柄を組み合わせて描かれていることがほとんどですので、

迷ってしまう…という方はいくつか掛け合わせた柄を探してみるとよいと思います。

また、シンプルな振袖の場合でも帯の柄にこだわってみるとよいですね。

 

このほかにもお花に注目して柄を紹介した記事もありますので、

ぜひこちらもご覧くださいませ。

 

振袖の柄の意味って知ってる??【お花編】

 

 

 

柄で選ぶ振袖探し

いかがでしたでしょうか?

振袖選びに迷ったら、一つひとつの柄に込められた意味にも注目してみてくださいね。

おめでたい祝いの席にふさわしい縁起の良い柄がたくさんあります。

 

もし、ご不明な点などございましたら何なりとご相談くださいませ。

 

 

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これまで大分全域のたくさんのお嬢様、
ご家族様にご来店いただき晴れの日のお手伝いをさせて頂きました。

これからも大切な日に向けて、
お嬢様・ご家族さまが最高の一日をお迎えできますよう最善を尽くして参ります。

 

 

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