成人式の振袖は正絹とポリエステル、どちらを選ぶべき?

皆さんこんにちは!

大分県大道町の大型振袖専門店、なかの座 咲くらKANです!

 

夏を迎え、どんどん気温も上がってきていますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

 

咲くらKANでは、夏休みに入り、帰省されたお嬢様方から振袖のご予約をたくさんいただいており、

スタッフ一同張り切っています。

振袖を着ても暑くならないように店内は涼しくしているので、ご来店の際、付き添いのお母様には

何か羽織れるものをお持ち下さるようおすすめしていますよ。

 

 

振袖の内覧にいらっしゃるお母様から、よく頂くご質問があります。

 

『この振袖が正絹かどうか』です。

 

お嬢様の大切な日に着る振袖ですし、品質も気になるところですよね。

 

ですが、着物がそもそも何の素材で出来た生地で作られているのか

ご存知でない方もいらっしゃると思います。

 

正絹とはどんな着物を指すのでしょうか。

 

また、絹と化繊の振袖はどんな違いがあるのでしょうか。

 

今回は、生地に焦点をあてて振袖をご紹介しますね。

 

 

【正絹とは】

振袖が正絹で出来ていることをご存知のお母様は多いと思います。

では、その正絹とは何でしょうか?

 

端的に言うと、絹100%の糸や、その糸で作られた織物のことを指します。

 

正絹に使われる糸は生糸と呼ばれ、蚕の繭から取り出されます。

ですので、正絹の着物を作るには、ます蚕を育てるところから始まります。

 

工程としては、

1.蚕を育てる

2.蚕が作り出した繭を収穫する

3.繭から糸を取り出す(撚り合わせる)

4.撚り合わせた糸に手を加え、製品として仕上げていく

 

工程だけを見ても、とても手間がかかっていることがお分かりかと思います。

蚕を育てる事は勿論ですが、そのために必要な桑畑(餌となります)も

用意しなければならないので、手間だけでなく時間や費用も大変なものです。

 

また、着物1着分の生地(一反)を作るのに必要な繭は5kg程と言われ、個数でいうと、

繭1つ分がおよそ1~3gですので、着物1着には平均でも3,000個分が使われているの

だそうです。

 

正絹で仕立てられた着物は、なめらかで上質な手触りです。

また、絹独特の光沢感は素晴らしく、他にはない美しさです。

着心地も良く、肌に優しいのも特徴でしょう。

 

日本の絹の歴史は古く、昔から絹で出来た上質な着物は贅沢品と目されてきました。

江戸自体には、贅沢品という理由で奢侈禁止令で禁じられたこともあります。

ですが、そんな中でも、人生儀礼の折などには絹の着物を着ることが許されていたので、

武士に限らず庶民も絹の晴れ着を1枚は持っていたようです。

 

このように、正絹の着物(晴れ着)は昔も今も、人生の節目や大切な日の一張羅として人々に

愛されてきたことが分かります。

 

いずれの詳細はご存知なくても、正絹の振袖が良いものである、

というイメージはそういったところから受け継がれているのかもしれませんね。

 

咲くらKANでは、高品質な正絹の振袖をたくさんご用意しています。

ぜひ、咲くらKANにお越しいただき、実際の正絹の振袖の着心地や素晴らしさを確かめてみて下さい!

 

 

【正絹とポリエステルとの違い】

 

ここまでで、正絹の振袖とはどのようなものなのか、少しではありますがご紹介できたかと思います。

では、正絹以外の振袖はどうでしょうか?

 

洋服はポリエステルなど化学繊維で出来たものが多いですよね。

もちろん、化学繊維で出来た生地で仕立てられた着物・振袖もあります。

 

ポリエステルと絹との大きな違いは、ポリエステルの方が耐久性に優れ、速乾性が高いことが挙げられます。

 

正絹の振袖の上質さは先述してきた通りですが、ではポリエステルで仕立てられた振袖は違うのでしょうか。

 

化繊の振袖は成人式にはそぐわないかと言うと、そうではありません。

 

一昔前は、ポリエステルの着物はペラペラで安っぽいと思われていましたが、

最近では技術が進んできており、正絹と見紛うほど高品質なものも多くなってきています。

 

着心地も、良いものでは正絹に劣らない肌触りです。

 

また、プリントも繊細さと正確さを増しており、一見しただけでは染めと変わりありません。

 

一概には、ポリエステルだからといって良し悪しを語れなくなってきています。

 

 

【正絹とポリエステルの振袖、どちらがいいの?】

正絹とポリエステルの特徴や品質をご紹介させていただきました。

 

では、どちらの生地で仕立てられた振袖の方がいいのでしょうか?

 

どちらをお選びいただいても大丈夫です!

 

なぜなら、咲くらKANで取り扱っている振袖のほとんどが正絹となっていますが、

ポリエステルの振袖も非常に質の高いものを取り揃えているからです。

 

一番は、正絹か化繊かではなく、お嬢様が喜んで記念すべき二十歳の式典の日に着たい!

と思えるような振袖であることが大事です。

それは振袖の色柄であったり、コーディネートであったりするでしょう。

 

咲くらKANでは、どの振袖をお選びいただいても、大切なお嬢様の晴れの日に相応しい豪華さと

品格のお品をご用意しておりますので、すべて自信をもっておすすめしています!

 

ぜひ一度、当店の自慢の振袖を見に来てください!

お嬢様の晴れの日を彩る素敵な振袖がきっと見つかるはずです。

 

 

なかの座咲くらKANは、昭和23年創業の大型振袖専門店です。

県内最大級の豊富な品揃えの中から、理想通りの一着をお選びいただけます。

 

また、着物のプロフェッショナルであるスタッフが常駐しておりますので、皆様の着物選びや着付け、

髪飾りや髪型にいたるまで何でもお気軽にご相談下さい。

 

なかの座スタッフ一同、皆様のご来店を心よりお待ちしております。

 

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新型コロナウィルス対策について

 

なかの座では新型コロナウィルス感染予防としてスタッフ全員マスク着用でのご対応、店内の空気清浄、オゾンによる除菌消臭を実施しております。

 

また、ご来店は現在完全予約制にしております。どうぞ安心してご来店ください。