大流行中!オシャレな振袖によく使われている幾何学模様の意味とは?【吉祥文様編】

みなさんこんにちは!
大分の振袖専門店、なかの座咲くらKANです!

 

7月ももう後半!長い長い梅雨が明けてやっと夏ですね!!日光がとても強いので、前撮りが終わっていない方は特に、日焼け止めをこまめに塗って日焼けに気をつけましょう!
肌ケアをしっかりして、一番可愛い状態での前撮りをしてみてください!!

 

さて、今回のブログのテーマは、「オシャレな振袖によく使われている幾何学模様の意味(吉祥文様)」です。

 

最近、振袖や浴衣で流行中の幾何学模様。オシャレでモダンなイメージがありますが、模様一つ一つに素敵な意味がこめられています。今回は人気の幾何学模様 吉祥文様ver を何点かご紹介させていただきます!

当店の振袖カタログにも、幾何学模様が使われた振袖を掲載しています。ぜひご覧ください。

>>振袖カタログ<<

 

 

「吉祥文様、幾何学模様とは?」

まず初めに、吉祥文様、幾何学模様ってなに?という方が多いと思うので、ご紹介させていただきます。

 

吉祥文様(きっしょうもんよう)とは、縁起がいいとされる動植物や物品などを描いた図柄を言い、良い兆し、めでたいという意味を表現しています。祝意を表し、礼装の着物や帯に用いられます。中国の影響を受けたもの、日本で縁起が良いとされるモチーフなど様々な図柄があります。

 

そして、幾何学模様(きかがくもよう)とは、三角形、方形、菱形、多角形、円形などを素材とした模様や直線、曲線を連続して組み合わせた模様のことです。

 

幾何学模様のイメージはできましたか?

ここから、人気の幾何学模様の意味をご紹介させていただきます!

 

麻の葉文様

麻の葉文様は、麻の葉をモチーフとして正六角形と結びつけた幾何学模様です。
もともと魔除けの意味がある三角形が集まってできた六角形は、より強力な魔除けの力があると考えられました。
また、麻の丈夫さ・成長の早さにあやかって子どもの健やかな成長を願い、赤ちゃんの産着や子どもの着物によく使われる柄でした。

 

矢絣

矢絣は、卒業袴に合わせる二尺袖のイメージがありますが、成人式で着用する振袖にも使用されることのある、格好良く、可愛い柄です。振袖ではモダン柄のものが特に多い印象です。弓で射た矢はまっすぐ飛んで戻ってこないことから、悪いものを払う「魔除け・厄除け」の意味があります。お正月に神社などでもらえる矢も、ここからきています。また、出戻らないようにという願いを込めて、嫁入りする女性に矢羽根の着物を持たせるという風習もあり、そこから未婚女性の象徴する柄となっています。

 

亀甲文様

「鶴は千年、亀は万年」という良い言い回しがあります。「亀甲」も同じように、長生きのシンボルである「亀」にちなみ、長寿や吉兆を表す言葉として知られています

平安時代には有職文様として、貴族の間で定着しました。亀甲には、基本となる亀甲つなぎ以外にも、その中に花びらをあしらった「亀甲花菱」や、亀甲を3つ合わせて「Y」の形にした「毘沙門亀甲」など、様々な種類があります。

毘沙門亀甲は、仏法を守護する四天王である毘沙門天の装束や甲冑などに用いられ、そのありがたみをより増しています。家紋や紋章にも多く、出雲大社の亀甲花菱は特に有名です。他にも、小紋や能装束、織部陶器などにも用いられ、現代では帯や帯締めなどによく見ることができる吉祥文様です。

 

紗綾形

「卍」を菱形にゆがめ、文字同士を迷路のように繋いだ文様です。万字繋ぎ一種で、「菱万字」ともいいます。
インドでは卍の形は太陽をあらわしたものともいわれ、古くからヒンドゥー教や仏教で用いられてきました。日本では名物裂に多くあることから、明の時代に中国から伝わったと考えられています。

安土桃山時代には、染織品として広く用いられるようになりました。卍の字がどこまでも途切れずつながっていることから、家の繁栄や長寿を願う不断長久の吉祥文様として扱われています。紗綾というのは、江戸時代の前後に中国から輸入していた四枚綾の絹織物のことです。その文様に多く用いられていたため、この名がつきました。

 

最後に

今回は、いま流行中の幾何学模様の意味についてご紹介しました。

オシャレ、モダン、かっこいいなどのイメージだった幾何学模様ですが、意味を知るとまた違った印象を感じるのではないでしょうか。振袖をこれから選ばれる方は是非参考にしてみてください!

 

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これからも大分県の地域一番店を目指し、みなさまの特別な一日を、黒子となって陰ながらお手伝いさせていただきます。

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