振袖の柄に込められた意味をご紹介します!

みなさんこんにちは!!
大分の振袖専門店、なかの座咲くらKANです!
10月に入り、食べ物の美味しい季節になりましたね!お芋や栗、秋刀魚など食べ物の誘惑が多いですが、皆様食べ過ぎには注意して、お身体には気をつけて下さいね( ´ . _ . ` )
さて、今回のブログのテーマは「振袖の柄」です!
最近人気な振袖の柄は、かわいらしい椿や牡丹の花、そして某アニメの影響で市松模様や麻の葉が人気ですが、その柄がどういう意味を持っているのかを知っている方は少ないのではないでしょうか?
そこで、今回は振袖の柄の種類や意味についてタイプ別にご紹介させていただきます!



吉祥文様(きっしょうもんよう)



吉祥文様は、めでたいという意味をもち縁起がいい模様とされています。

意味:長寿、天地を結ぶ存在、夫婦仲良きことの象徴
長寿の象徴である鶴。また、2羽の鶴の場合、「夫婦鶴」とした意味も持ちます。夫婦鶴は一度結ばれると、この先離れることなく、生涯連れ添うという夫婦円満の意味を持ちます。

鳳凰

意味:平和、夫婦和合
古来中国より言い伝えられてきた鳳凰は伝説とされた想像上の生き物です。その容姿はとてもユニークで、中国では麒麟、亀、龍と共に「四端」と言われる伝説の鳥。平和で幸せな世界が訪れるとき現れ、「平和の象徴」といわれています。

松竹梅

意味:忍耐力、命の誕生

松竹梅は、その名の通りおめでたい意味のある松・竹・梅の3つの植物を合わせた柄です。
「松」は砂地や岩だらけの厳しい環境でも育ち、真冬であってもしっかりとした深緑の葉を付けます。
「竹」は成長が早くまっすぐと点に向かい伸び、1年を通じてみずみずしい青い葉を付けます。
「梅」は、寒い冬の終わりにどの花よりも早くつぼみを開き、芳香を放ちます。
これらのことから、松竹梅は忍耐力や生命の誕生を意味するといわれており、結婚や出産に適した柄であるといえます。


有職文様(ゆうそくもんよう)



有職文様は、円、曲線、六角形などの図形を中心に構成されていて、平安時代以降公家の装束や調度品などに使用されていた伝統的な文様です。

花菱

意味:高貴、上品

菱形の中に花びらを4枚描いた文様。 平安時代から有職文様として一部の人たちしか使うことが許されなかったことから、このような意味があるとされています。

七宝

意味:家庭円満、繁栄

七宝文様は丸がつながっていくような柄のことを言い、家庭円満や繁栄への願いが込められています。
七宝とは仏教の言葉で、金・銀・瑠璃・玻璃・珊瑚・瑪瑙(めのう)・しゃこといった宝物のことを指します。
円(縁)の繋がりは七宝と同等の価値があるということを示しています。

立涌

意味:上昇

立涌文花一定の間隔で波打つ曲線が向き合い、繰り返す幾何学模様のことを言います。
ゆらゆらとたちわきのぼる水蒸気を表したといわれており、上昇していくという意味が込められています。


花柄

意味:豊かさ、物事の始まり

春にはたくさんの花が芽吹くため、春の花の象徴でもある桜は縁起の良い物事の始まりを意味するとされています。

牡丹

意味:高貴さ、富貴さ、美しさ

牡丹は花弁が大きく、多いため高貴さや富貴さ、美しさを意味するものとして愛されてきた花です。

椿

意味:高貴、神聖

椿は、今でもヘアオイルや化粧品に使われていますが、平安時代より化粧品や不老長寿の薬として大切にされていました。
そのことから、椿は貴族の間では、高貴な花、神聖な花として扱われていました。


その他の柄


市松模様

意味:無限の繁栄

市松模様は、二色の正方形が交互に並んだ格子柄(チェック柄)のことを言います。
その柄が途切れることなく続いて行くことから、無限の繁栄の意味が込められています。

麻の葉

意味:強い魔除け、厄除け

古来から麻は魔除けや厄除けとして、お祭りごとや赤ちゃんの産着に使われる風習がありました。
この麻の葉がいくつも重ねられていることから、魔除け・厄除けの意味をより強く表しているといわれています。

矢絣

意味:出戻りしない

矢の羽をモチーフにした文様です。
矢は一度放たれると戻ってこないことから、結婚の際の縁起柄とされており、江戸時代には嫁入り道具に矢絣の着物を持たせると言った風習がありました。


まとめ



振袖の柄や模様は見た目に美しいだけでなく、幸福や豊かさなどおめでたい意味がたくさん込められています。
まだまだ紹介しきれていない柄は沢山ありますが、ひとつひとつの柄の意味を知ることでより一層素敵な振袖を見つけることが出来るのではないかなと思います!
そして、咲くらKANのホームページInstagramにも沢山振袖の写真を掲載しております。ぜひ振袖選びの参考にしてみてください!
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