皆様こんにちは。大分市の振袖専門店「なかの座 咲くらKAN」スタッフMです。
さて今回は振袖の色合わせについてのお話です。
成人式の振袖を決める際、ほとんどの方がまず色に注目します。
振袖にも流行色があるなかで、常に不動の人気を誇るのが赤振袖。
今回はその赤振袖の魅力と、「色」に着目した小物の組み合わせについてご紹介したいと思います。
赤振袖の魅力とは?
赤振袖はなぜいつの時代も人気があり、魅力的に映るのでしょうか。
ひとつは「赤色」の持つ意味が関係しています。
日本では、「赤色」は「めでたい」「縁起が良い」「魔除け」など、大変良い意味を持つ色として知られています。成人式というハレの日にふさわしい色といえるでしょう。
もうひとつは、「赤」の色が着る人に与える影響です。
赤は日本人の肌や黒髪を美しく引き立ててくれるだけでなく、着る人を華やかに彩って輝かせてくれるのです。
成人式の振袖を何色にするか迷われている方は、選んで間違いのない赤振袖はいかがでしょうか。
赤色にも違いがある? 一番似合う赤を選ぼう!
ひとくちに赤といっても、日本の伝統色にはいろいろな「赤」があるのをご存じですか。
次に挙げる色の名前はなじみ深いかもしれません。
「紅(くれない)」…紅花で染めた明るい赤
「茜(あかね)」…茜草の根で染めた暗い赤
「臙脂(えんじ)」…つややかな黒味を帯びた赤
そのほかにも「真朱(まそお)」「紅梅(こうべに)」「紅緋(べにひ)」などがあります。
歴史の中で、四季の移ろいや自然などからつけられた名前には風情が感じられますね。
これらたくさんの素敵な「赤」の中から、お嬢様の好みやお顔映りなども考えて、成人式に着る、とっておきの赤振袖を見つけましょう。
▶︎たくさんの振袖が見られる専門店 大分市「なかの座」へ来店予約はこちら
赤振袖×アイテムの色合わせをタイプ別にご紹介
ここからは、成人式で赤振袖を着る際の色合わせを見ていきましょう。
同じ赤振袖でも、合わせる色によって見る人に与える印象が違ってきます。
好みは人それぞれなので正解はありませんが、「なかの座 咲くらKAN」スタッフMおすすめの色合わせを6つご紹介するので、よろしければ参考にしてみてくださいね。
(※カラーイメージの振袖の赤色は「茜」です)
赤振袖におすすめの色合わせ その1「白磁×山吹×桜」
■おすすめしたい人
日本の伝統美が好き。冒険しすぎるのはイヤだけど、品よくコーディネートのメリハリを出したい方。
■使用するアイテム例
<半襟>白磁
<重ね襟・帯揚げ>山吹
<帯締め>桜など暖色系
■仕上がりの印象
半襟に白磁を持ってくることで凛とした雰囲気に。赤となじみの良い山吹色を差し色に使うことで華やかさも叶います。
赤振袖におすすめの色合わせ その2「月白(げっぱく)×珊瑚(さんご)×躑躅(つつじ)」
■おすすめしたい人
大人っぽさよりも可愛らしさを重視したいお嬢様。普段のお洋服も可愛らしいものが好き。
■使用するアイテム例
<半襟>月白
<重ね襟>珊瑚(さんご)
<帯揚げ>躑躅(つつじ)
■仕上がりの印象
ガーリーな仕上がりに。赤やピンク系でまとめたことで統一感がでます。思い切った甘めのコーディネートですが、振袖の柄をシンプルなものにすればくどくなりません。
赤振袖におすすめの色合わせ その3「緑黄色×鉄紺(てつこん)×翡翠(ひすい)」
■おすすめしたい人
辛口コーディネートが好き。成人式の振袖はクールにきめたいお嬢様。
■使用するアイテム例
<重ね襟>緑黄色
<帯揚げ>鉄紺の絞り帯揚げなど
<帯締め>翡翠(ひすい)
■仕上がりの印象
鉄紺のような黒に近い色を入れることで、全体の印象が引き締まり、クールに仕上がります。また翡翠の帯締めも大人っぽさを演出してくれるでしょう。
赤振袖におすすめの色合わせ その4「若草×緑黄色」
■おすすめしたい人
ビタミンカラーが好きで、成人式の振袖も明るく元気なイメージで着こなしたいお嬢様。
■使用するアイテム例
<重ね襟、帯締め>若草
<帯揚げ>緑黄色
■仕上がりの印象
若草や緑黄色が、赤色の中で映えます。笑顔の似合う、明るくフレッシュな振袖姿になるでしょう。
赤振袖におすすめの色合わせ その5「山吹×躑躅(つつじ)」
■おすすめしたい人
昭和や大正などのレトロな雰囲気が好きなお嬢様。成人式の着物姿は思いっきりレトロ感を楽しみたい。
■使用するアイテム例
<重ね襟、帯締め>山吹
<帯揚げ>躑躅(つつじ)
■仕上がりの印象
赤×山吹×躑躅はすべて暖色系のため、統一感がでます。色合わせだけでもレトロな印象ですが、ポップな柄を選ぶとより雰囲気がでるでしょう。
赤振袖におすすめの色合わせ その6「若草×空」
■おすすめしたい人
華やかさよりもすっきりとした雰囲気が好きなお嬢様。赤振袖は着たいけど、全体的にさわやかにしたい。
■使用するアイテム例
<重ね襟>若草
<帯揚げ>空
■仕上がりの印象
暖色系の赤の中に青系をいくつか入れることで、品のあるクリーンな印象に仕上がります。現代風の垢抜けたイメージの振袖姿になるでしょう。
赤振袖で色合わせを楽しもう!
赤振袖は、重ね襟や帯揚げなどのアイテムとの色合わせによって、さまざまな着こなしになります。
いくつかおすすめの色合わせのパターンをあげましたが、どの色をどのアイテムで合わせるかは、まさに十人十色です。
成人式の振袖を赤に決めたら、まずは理想の仕上がりの印象をイメージしましょう。そして振袖に合わせるアイテムの色を楽しみながら選んでみてください。
大分県大分市の「なかの座」では、理想の振袖姿をかなえるべく、全力でサポートさせていただきます!
* * *
なかの座咲くらKANは、昭和23年創業の大型着物専門店です。
大分駅から徒歩5分の立地で、大分市、別府市、佐伯市、臼杵市、津久見市、杵築市、宇佐市、由布市など、多くの皆様にご愛顧いただいてきました。
なかの座では、県内最大級の豊富な品揃えのなかから、理想通りの一着をお選びいただけます。
また、着物のプロフェッショナルであるスタッフが常駐しておりますので、皆様の着物選びや着付け、髪飾りや髪形にいたるまで、着物まわりのことならなんでもお気軽にご相談ください。
* * *
新型コロナウィルス対策について
なかの座では新型コロナウィルス感染予防としてスタッフ全員マスク着用でのご対応、店内の空気清浄、オゾンによる除菌消臭を実施しております。
また、ご来店は現在完全予約制にしております。どうぞ安心してご来店ください。