皆様こんにちは!
振袖専門店 大分なかの座 咲くらKANです。
梅や桃の花が芽吹き、そろそろ桜の咲く季節です。
陽射しや気温も暖かく、春物の新しい服やメイクでお出かけしようかと心が浮き立ちます。
ご来店くださるお客様も、心なしかこの季節はことさら楽しそうにお見受けします。
さて、少し前から、ママ振りや姉振りを着用する予定のお客様から『振袖用のお履き物の相談』をいただくことが増えました。
お母様から「以前自分の時に履いた草履では時代遅れではないか、振袖用の草履でなければいけないのか」など、お悩みは様々あるようです。
インスタやカタログでは振袖姿全体の写真は載っていても、足元までは見えなかったりしますよね。
そこで、今回は振袖の『足元』について徹底解説いたします!
よかったら最後まで読んでみてくださいね。
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【足袋】
振袖にかかわらず、着物を着た時に、足にはほぼ必ず足袋を履きます。
洋服でいうところの靴下ですね。
足袋にもいま、色々な種類があることはご存知でしょうか?
皆さんがなんとなく思い浮かべるのは、白い足袋だと思います。
最もポピュラーな白足袋ですね。
シーン問わず使える万能な足袋です。
足袋は『こはぜ』といってフックのような金具がついていて、そのこはぜを掛け糸という部分にひっかけて履きます。
このこはぜは、4つ付いているもの・5つ付いているものがあります。
一般的に、フォーマルは5枚こはぜが良いとされてはいますが、厳格なルールやマナーがあるわけではありません。
5枚こはぜがフォーマル向きといわれる所以は、5枚の方が足袋のくるぶし丈が長くなるので、肌が見えにくくなるためです。
椅子に座ったり何かしら動作をした際、着物の裾が上がって足が見えやすくなるのですが、その時に肌が見えにくいのが5枚こはぜというわけですね。
ですが、よほど大きく動かなければ大幅に足が見えてしまうわけではなく、4枚こはぜの方が動きやすいのでそちらを使われても全く問題ありません。
日舞などをされる方などは、立ったり座ったりの動作が多いので5枚こはぜを選ばれる方が多いのだそうです。
こはぜが付いていない、ストレッチ足袋(足袋ソックス)というものもあります。
これは、つま先は足袋の形状をしていますが、ストレッチがきいていて靴下のように簡単に履けるものです。
伸びるので履き心地がよく、普段履きで着用している方の多い印象です。
また、色や柄の種類が豊富で白足袋に対して比較的安価に購入できます。
履き心地を重視される方の中には、足袋型の靴下を愛用しているという話も聞きます。
こちらは本来洋服用の靴下なので、厳密には足袋ではないのですが、普段履きとしてならストレッチ足袋同様、過ごしやすそうでいいですね。
また、足袋にも近頃は色々なデザインのものがあります。
和柄であったり、ワンポイントで刺繍やストーンが付いているもの、レース足袋は特に女性人気が高いです。
着物に素足というのは、一般的には浴衣の時だけとされています。
浴衣に素足で下駄、というスタイルは夏になるとTVなどでよく見かけるのではないでしょうか。
夏着物を浴衣として着た場合にも、素足で下駄を履かれる方もいらっしゃいますし、最近では前述のレース足袋の素肌が透けるタイプのものを履いたお洒落なコーディネートも目にします。
さて、足袋にもたくさんの種類があることをご紹介しましたが、では振袖にはどの足袋を選べばいいのでしょうか?
基本的には、振袖は留袖や訪問着と同じく礼装となりますので、白足袋を履きます。
ですが、成人式に関しては、足袋までマナーを徹底する傾向にないのが現状ですので、ファッションとして可愛らしいレース足袋をコーディネートする方もたくさんいらっしゃいます。
咲くらKANでは、振袖のプランに和装小物のプレゼント特典が含まれています。
もちろん、白足袋も入っているので、ご安心ください!
レース足袋もございますので、他と差のつくこだわったコーディネートができますよ。
【草履】
着物を着用した時に合わせる一般的な履き物が草履です。
足を乗せる台に鼻緒があり、そこに指をひっかけて履く、洋装でいうところのサンダルのような形状の履物です。
着物の履き物として、草履・下駄・雪駄などがメジャーでしょうか。
草履にも足袋と同じく色々な種類があります。
まず素材ですが、革・布・エナメル、夏草履としてパナマという涼し気な素材のものもあります。
色やデザインも大変豊富で、着物に馴染みのない方からは驚かれるのですが、なんと草履をオーダーメイドする方も大変多いんですよ。
一から、台・天・鼻緒・前坪など各パーツの素材やデザインをカスタマイズして草履を誂えるのは、履き心地は勿論、コーディネートとして世界で自分だけの思い通りの履き物ができるので、とても素敵でわくわくします。
草履にはフォーマル向けのもの・カジュアル向けのものがあります。
振袖に合わせるのは通常、フォーマル草履になります。
フォーマルの草履の多くは、素材はエナメルです。
また、台(足を乗せるところ)が高く、鼻緒に高級感があり、色は金・銀・白・淡い色のものです。
フォーマル草履の台の高さは一般的に5.5cm以上の草履が多く、高ければ高いほど『格』が高くなります。
ただ、近年では高い台の草履は歩きにくいこと、成人式に着用する振袖のコーディネートのファッション化に伴い、成人式は振袖にブーツで出席するというお嬢様もいらっしゃいます。
私も実際にブーツのお嬢様のお仕度をお手伝いさせていただきましたが、とても素敵でしたよ。
また、成人式の振袖向けにデザインされた草履もあります。
フォーマル全般に使用できる草履というわけではないのでその点だけ注意が必要ですが、振袖用の草履は鼻緒の刺繍が豪華であったり、台が高く丸いころんとした形だったりと様々で、大変可愛らしいのでおすすめです。
草履のサイズは、多くはS・M・Lなどざっくりしたサイズから選べ、靴のように0.5cm単位の厳密なものではありません。
ちょうど良いとされている草履のサイズ感ですが、履くと、かかとがほんの少しはみ出るくらいがベストです。
かかとが出ていると、着物の裾をうっかり踏んでしまう心配がなく、着姿もすっきり綺麗に見えるのです。
咲くらKANでは、お嬢様のお振袖姿にぴったりの草履をコーディネートさせていただいております。
【防寒】
冬の振袖の足元は、厳しい寒さに晒されます。
通常なら足袋一枚の他、靴のようにつま先を覆うものがないからです。
ですが、せっかくの二十歳の晴れの日ですから、できるだけ暖かくて過ごしやすい方がいいですよね。
そこで、振袖を着た時の足元の防寒対策をご紹介します。
一つは、防寒草履です。
草履のつま先にカバーがついていて、風が入ってこないようになっています。
最近ではふわふわのファーが付いたものなど可愛いものもあるようです。
防寒草履に関しては、フォーマル・カジュアルがあるのでもし購入する際は注意が必要でしょう。
草履はレンタルするという方には、草履カバーをおススメします。
草履をすっぽり覆ってしまうビニール製のカバーです。
素材もビニールなので、雨・雪でも足袋と草履の濡れや汚れをある程度防ぐことができます。着脱・持ち運びにも手間が少ないので、心配な方は一つ揃えていてもいいかもしれませんね。
成人式1日のために今後使わないものを買うのも…というお声をお聞きします。
そんな方には、足袋型の靴下がおススメですよ。
できれば薄手のもの、もしくは今は発熱靴下など防寒に優れたタイプのものがあるので、足袋の下にこっそり仕込んでおくと、つま先から暖かく過ごせます。
【まとめ】
一生に一度の二十歳の成人式なので、振袖姿は足元までしっかり準備しておきたいものですよね。
なかの座 咲くらKANでは、具体的にしてみたいコーディネートや振袖を着用するにあたってのご心配事まで細かくご相談して頂けます。
ぜひ一度ご来店ください!
最後まで読んで頂きありがとうございました!
質問などがありましたら、なかの座 咲くらKANにお問い合わせください。
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なかの座 咲くらKANは、大分駅から徒歩5分の場所に店舗を構える大型振袖専門店です。大分市だけでなく、別府市、佐伯市、臼杵市、津久見市、杵築市、宇佐市、由布市など、大分県全域から多くのお客様にご愛顧いただいております。
地元で72年続く呉服店であるからこその安心感、県内一の豊富な品揃えで、これまで大分の和装文化に寄り添ってまいりました。
これからも大分県の地域一番店を目指し、みなさまの特別な一日を、黒子となって陰ながらお手伝いさせていただきます。
お着物に関することなら、何でもお気軽にご相談ください。
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現在なかの座 咲くらKANでは、新型コロナウイルスの感染予防対策として、ご来店の完全予約制、入店時のマスクの着用・手指のアルコール消毒などにご協力いただいております。館内の消毒も徹底しておりますのでご安心ください。
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