振袖って一年のうち、どの季節に着るものなの?

こんにちは!

大分市大道町の大型振袖専門店のなかの座咲くらKANです。

 

大雨が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

気温も湿度もどんどん上がってきているようで、早くも梅雨明けが待ち遠しいです。

 

さて、浴衣の季節がやってきました。

 

コロナも落ち着き、今年はお祭りやイベントがたくさん開催されるようなので、浴衣を着たい!という方は今のうちにご準備しておくことをオススメいたします!

 

ちなみにですが、なかの座パークプレイス店では既に浴衣の販売を開始しております。

 

試着もできますので、お気軽にお立ち寄り下さいね。

 

さて、夏の着物といえば浴衣を思い浮かべる方も多いと思いますが、では他の、例えば冬に着るような着物は夏の間は着用できないのでしょうか?

 

振袖も冬のイメージがありますよね。

 

実は、着物も洋服と同じように、生地や仕立てによって季節毎に着るものが違います。

 

今回はシーズン毎の着物に関して、少しだけ解説いたしますね。

 

 

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【衣替え】

皆さんはもう衣替えをされたでしょうか?

 

私は先日、洋服・着物のどちらとも衣替えをしたばかりです。

 

日本には四季があります。

衣替えとは、その季節に応じて衣服を変えたり、クローゼットの中を整理したりする習慣の事です。

 

昔は『衣替え』のことを『更衣』(ころもがえ)とも言ったそうです。

 

古くは宮中の行事で、旧暦4月1日と10月1日を更衣の日とし、衣装や調度品類を改め、後に民間にも浸透したのだとか。

 

また、神様も更衣をするものとし、更衣祭を行う神社も珍しくないそうです。

 

そう考えると、衣替えは古くから日本に根付く大切な習慣だと実感しますね。

 

 

【生地・仕立ての種類】

着物は反物という長い一枚の布から、着物の形に裁断して縫製します。

そのことを仕立てと言い、仕立て方にも様々な違いがあります。

 

季節によっての生地や仕立て方の種類が幾つかあります。

 

①袷

10月~5月は袷(あわせ)の着物を主に着用します。

袷というのは、着物の裏に胴裏(どううら)と八掛(はっかけ)という裏地を付けて仕立てた着物のことをいいます。

 

表地・裏地とで簡単に言うと2枚の布で出来た着物なので、厚みも重みもあり、気温の高い季節には不向きですが、逆に防寒となるので肌寒い時期から真冬にかけて着ることの多い着物です。

 

袷仕立ての着物は、綸子・縮緬・紬・大島紬などがメジャーでしょうか。

 

②単

6月・9月は単(ひとえ)の着物の出番です。

 

こちらは、袷に対して、裏地を付けずに仕立てた着物になります。

 

裏地が付いていない分、袷よりも軽く涼しい着心地です。

 

単の着物は、絽縮緬・夏結城・木綿・麻などがあります。

 

③薄物

7月・8月の盛夏の時期は、薄物(うすもの)と言われる着物を着ます。

 

透け感のある生地を単に仕立てた着物で、単の着物よりも更に軽く、風通りもよいです。

 

薄物の着物は、絽・紗・麻など、生地の向こう側が透けて見える着物です。

 

浴衣は単と薄物のどちらにも当てはまります。

 

ちなみにですが、帯・帯揚げ・帯締め・半衿にも夏用のものがあるんですよ。

 

では、振袖はシーズン的にはいつの着物になるのでしょうか。

 

振袖には、ほとんど全てに表地の裏側にも生地が一枚付いているので、袷の着物になります。

 

袷は秋頃〜春頃までの着物でしたね。

 

ですので、振袖も大半が涼しい季節に着用する着物になります。

 

※メジャーではありませんが、夏用の単の振袖もあります。

 

 

【季節毎の着物の着こなし】

このように、着物にも着用シーズンによって種類が変わってくることがお分かりいただけたでしょうか。

 

数年前までは、初めて着物を仕立てるという人には袷の着物をお薦めするのが通例でした。

なぜなら、袷の着物だと着用できるシーズンが長かったからです。

 

ですが、近年は5月~10月頃まで気温が25℃を超えるような気候となっています。

洋服でも、5月頃から9月・10月まで半袖を着るようになってきましたよね。

 

和服も同じで、暑がりな方や気温が高くなってきてからも着物を楽しみたいという方は単に仕立てることも多くなっています。

 

ここ数年の風潮では、フォーマルな場以外では、体調の事も考慮して過ごしやすい着物を選んだり工夫して着用する事がほとんどのようです。

 

現に、去年・今年は特に暑いので、5月から浴衣を着ている人もいるようですね。

 

浴衣は衣替えの時期的には、7・8月の暑い盛りに着用するカジュアル着となります。

 

5月末~6月の今、浴衣の下に半襦袢や嘘つき衿を着て夏着物風に着たり、浴衣の上にレースなど軽めの羽織やショールを羽織って浴衣単体よりも少しキチンと感を出して着物風にコーディネートをしてみたりと、色々な着こなし方を拝見します。

 

薄物は着物の上から下に着る襦袢の色が透けて見えるので、あえて涼し気な青や夏らしい黄色などの襦袢を着て色で遊ぶ『通』な方もいるようです。

 

さて、振袖は涼しい季節に着用する着物ではありますが、咲くらKANで振袖をご成約いただいた方の中には、夏に前撮りの予約が入っている方もいらっしゃいます。

 

夏の前撮りでは、スタジオ内のエアコンでしっかり温度調節を行っておりますので、快適に撮影に臨んでいただけます。

 

振袖を内覧していただけるフロアも涼しくなるように空調を効かせておりますので、季節に関係なく快適に振袖を試着していただけます。

 

7月~9月頃までの夏休みシーズンは、振袖をお選びになる方がとても多い時期です。

成人式当日のヘアメイク・着付けもこの夏休みの時期にたくさんご予約をいただきますので、ぜひお早目にご来店くださいませ!

 

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なかの座 咲くらKANは、大分駅から徒歩5分の場所に店舗を構える大型振袖専門店です。

大分市だけでなく、別府市、佐伯市、臼杵市、津久見市、杵築市、宇佐市、由布市など

大分県全域から多くのお客様にご愛顧いただいております。

地元で75年続く呉服店であるからこその安心感、県内一の豊富な品揃えで

これまで大分の和装文化に寄り添ってまいりました。

これからも大分県の地域一番店を目指し、みなさまの特別な一日を

黒子となって陰ながらお手伝いさせていただきます。

お着物に関することなら、何でもお気軽にご相談ください。

 

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現在なかの座 咲くらKANでは、新型コロナウイルスの感染予防対策として

ご来店の完全予約制、入店時のマスクの

着用・手指のアルコール消毒などにご協力いただいております。

館内の消毒も徹底しておりますのでご安心ください。

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