
一生に一度の成人式(二十歳の集い)。この夏にお気に入りの振袖を選び、当日を迎えるのが今から楽しみという方も多いのではないでしょうか。
実は、振袖は「成人式のためだけの特別な衣装」ではありません。着物の種類や意味、いわゆる「格(フォーマル度)」を知っておくと、成人式が終わった後もさまざまな場面で振袖を素敵に着こなすことができます。
そこで今回は、振袖の基礎知識と成人式後の着回しについて分かりやすく解説します!
1. 振袖ってどんなお祝い着?「第一礼装」としての意味

着物にも洋服でいう「ドレスコード」のようにフォーマル度の違い(格)があり、その中で振袖は、未婚女性が着用するもっとも格の高い『第一礼装』にあたります。
特徴である長い袖には、古くから「厄を払う」という意味が込められており、門出やお祝いの場にぴったりな装いです。
また、振袖に描かれている柄の一つ一つに「健やかな成長」や「幸福」を願う意味が込められています。自分の振袖にどんな意味が込められているのかを知るとより愛着が湧きますよね!
2. 成人式が終わったらどうする?卒業式や結婚式での着回しマナー

「成人式が終わったら、もう振袖を着る機会はないのかな?」と思われがちですが、そんなことはありません!未婚のあいだであれば、さまざまなハレの日に大活躍します。
★大学や専門学校の卒業式
大学や専門学校の卒業式の時に袴を着用される方も多いのではないでしょうか?
今でも卒業式では袴に振袖を合わせるスタイルが大人気です!袖が長い分、とても華やかで豪華な印象になり、お気に入りの柄をもう一度主役として楽しむことができます。
★親族・友人の結婚式や披露宴
★結納・両家顔合わせ
★パーティーや初詣
特に結婚式へのお呼ばれに振袖を着ていくと会場が一気に華やかになり、新郎新婦やご親族からとても喜ばれます。
ただし、お呼ばれで着る際にはひとつだけ大切なマナーがあります。それは「花嫁さんより目立ちすぎないこと」です。
主役はあくまで花嫁様なので、振袖の色が花嫁様の衣装とかぶりそうな場合や、あまりに派手な小物の組み合わせになる場合は、帯や小物を少し落ち着いたトーンに変えて「上品さ」を意識したコーディネートに仕上げるのが大人のマナーです。
3. 大切な振袖を次の世代へ。着た後のお手入れと保管の基本

お気に入りの振袖を将来も綺麗に着たり、ご姉妹様や次の世代へ受け継いだりするためには、着た後のケアも大切です。
【脱いだ直後にしておきたいこと】
○風通しの良い場所で陰干しする
着用後の着物には目に見えない湿気が溜まっています。和装ハンガーにかけ、直射日光の当たらない部屋で半日〜1日ほど陰干しして湿気を飛ばしましょう。
○汚れのチェック
首元、袖口、裾などに汚れがついていないか確認しましょう。
【お手入れはプロにおまかせ】
自己流でシミ抜きをしようとすると、生地を傷めたり汚れが広がったりする原因になります。汗をかいた場合や汚れが気になる場合は、無理に拭かず、なるべく早くクリーニングに出すのが安心です。
しっかりケアをして保管しておけば、将来ご自身のお嬢様が「ママの振袖を着たい!」と言ってくれたときに、美しい状態のまま引き継ぐことができます。
[ まとめ ]

振袖は、ただの「成人式の衣装」ではなく、卒業式や結婚式など、人生の節目を彩ってくれるお祝い着です。
振袖を成人式だけで終わらせず、ぜひ卒業式の袴と合わせたり、特別な日の装いとしてたくさん着て出かけてみてください!
なかの座では、成人式のご相談はもちろん、卒業式の袴のコーディネートや振袖着用後のクリーニングのご相談も承っていますので、お気軽にお声がけください!
